ITインフラ事業本部「クラウドプラットフォーム部」の体制変更って?気になる部分をインタビュー!

みなさん、こんにちは!デジタルマーケティング事業部のソウマです!
今回は組織改変をしたITインフラ事業本部の「クラウドプラットフォーム部」を深堀していきます!

「ITインフラのクラウド?」
「実際にどんなことをやっているかイメージつきにくいな…」
転職を考えている方、特にIT業界が初めての方は心配なことが多いと思います。
コクーのITインフラ事業部では未経験入社のメンバーも多く、こちらの記事でコクーの「クラウドプラットフォーム部」の雰囲気が伝われば幸いです。

プロフィール
プロフィール1
中西さん
入社日 2016年10月1日
所属部署 ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス事業部 クラウドプラットフォーム部
経歴 日本工学院専門学校卒業後、運用・保守メインのIT企業に就職。新卒で入社し、1社目の派遣先が運用・保守ではなくSier企業だったため、サーバ系の設計・構築を主に担当。
3年弱後、岩見さん(※1)と出会い、PI(※2)を受けコクーの前身の会社に入社。
入社後、リーダー・課長代理・課長・現職の部長と怒涛の日々を過ごす中、クラウド中心の技術に携わることが多く、現在クラウド事業を推進している。

※1:現在もITインフラ事業部に在籍する先輩エンジニア
※2:PI制度。社員の知人の方、ご友人、ご家族をコクーへ紹介するリファラル制度

「クラウドプラットフォーム部」の体制変更を教えて!

ソウマ
中西さん、よろしくお願いいたします!
今回初めて知ったのですが、PI(リファラル制度)でのご入社だったんですね。ITインフラ事業本部の方はPIでのご入社も多いですよね。それだけ居心地もよく、友人や元同僚などにすすめやすい環境なのかな〜と感じます。
さて、5期(2023年7月)には「クラウドプラットフォーム部(以下CP部)」の在籍メンバーも60名を超え、体制変更もあったと伺いました。
体制変更とその背景について教えてください!

中西さん
5期に入ってからITインフラ事業本部自体、組織の体制変更がありました。こちらは以前”豪さん”がお話しされているのでそちらの記事をご覧いただければと思います。

▼「ネットワークセキュリティソリューション部」についてはこちら

ITインフラ事業本部の新部署「ネットワークセキュリティソリューション部」についての気になる!を深掘り!!

その中でCP部も体制変更を行なっています。前期まではCP部としてひとくくりの戦略で推進していましたが、今期からITの市場の流れから今後成長する技術・スキルを抽出し、注力領域として定義しました。
具体的にはエンジニア一人ひとりの育成・知識の深堀をより加速させていくことを目的として「ネクストテクノロジー課」「マルチクラウド課」「デベロップメントアプリ課」の3つの課に分けました。

ソウマ
なるほど、今までの構成をより細分化することでリソースを適正に割けるようにしたのですね!各課の詳細については後ほど伺えればと思います!

先ほど「IT市場の流れから今後成長する技術・スキルを抽出し、注力領域として定義した」とお話しされていましたが、「IT市場の流れ」とは何を指すのでしょうか?

中西さん
みなさんご存知のようにコロナの影響によりリモートワークという新しい働き方が浸透し始めました。これがきっかけとなりクラウド技術の取り入れを推奨する企業が増えたということを指しています。

ソウマ
確かに!コロナが要因で一気にリモートワークという働き方が浸透しましたよね。コクーでもフルリモートのメンバーも少なくないですよね。
ただ、リモートで勤務していると社内ネットワークでしか取得できないデータがあったり、自宅のネット環境が悪かったりと問題も発生しますよね…。

中西さん
そうですよね。そのような問題を解決するためにもエンジニアとして市場の変化に合わせた最先端の技術習得・取り扱いが必要となります!

CP部では「最先端技術への追従。DX推進を中心としたIT市場の成長に合わせて需要と供給を推進」というVisionを掲げています。具体的にはDXを中心にITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりいい方向性に変化させることを目的として、「クラウドサービス」「オンプレミス」「アプリケーション」「開発」をキーワードに「ほしい!」を実現する技術を習得・提供し続けていける存在になることを目指しています。

ソウマ
IT分野の成長スピードは目覚ましいですよね。その中でも「ほしい!」を実現できる企業・人財は重要ですね。

仕事風景

CP部のSWOT分析結果を教えて!

ソウマ
「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりいい方向性に変化させる」という高い視座を持っているCP部のSWOT分析の結果を教えてください!

中西さん
こちらになります。

▼Strength(強み)
①未経験人材のスタートダッシュ
圧倒的な教育プログラムによる早期でのオンボーディングが可能

②豊富な実績
これまでの案件実績が豊富であり、対企業/技術ともに信頼性が高い

③knowledgeの蓄積
これまでのアメーバ活動(※3)を通じて蓄積したナレッジをフル活用

▼Weakness(弱み)
①先端技術への着手が後発
大手Sierと比べると先端技術を扱える人財が常駐先に依存し、且つ後発が多い

②即戦力人材確保が困難
IT業界の即戦力人財の確保は人の取り合いとなり、大手Sierと比べると土台に乗れない

▼Opportunity(機会)
①AI・仮想空間の普及
AIや仮想空間の普及によりIT事業における新たな需要が生まれる

②クラウドサービスの拡大
クラウドサービスの拡大により企業のシステム投資をより戦略的に活用するシーンが増加し、クラウド市場の需要が増える

▼Threat(脅威)
①技術革新の加速
クラウドサービスの拡大により企業のシステム投資をより戦略的に活用するシーンが増加した結果、新技術取り込みと需要が急激に増加し技術力が陳腐化する可能性がある

②特定技術のエンジニア案件不足
新技術の急速な需要拡大とは裏腹に特定技術に特化したエンジニアへの案件が不足し、リスキリングが必要となる

ソウマ
強みに関してはCP部だけでなく、ITインフラ事業本部はもちろんEXCEL女子事業本部やデジタルマーケティング事業本部など他部署でも同じことが 言えますよね!
コクー全体として未経験者の採用が多いので教育体制は整っていると感じています。

こちらのSWOT分析を元に現在取り組んでいることはあるのでしょうか?

中西さん
あります。
SWOT分析でのうち、弱みである「大手Sierと比べると先端技術を扱える人財が常駐先に依存し、且つ後発が多い」「即戦力人財確保が困難である」が課題であることが明らかになりました。このことからビジネスドメインとして常駐先に依存しない請負(システムインテグレーター ※4)の拡大・推進を行うことで、未経験者に対し実案件での育成・エンジニア価値の向上・常駐先に依存しない案件種類を得ることができると考えています!
現状としては、前期から発足した請負部隊の案件受注件数等も順調であり、施策の一つが成功しています。

ソウマ
コクーは派遣業態なのでどうしても常駐先に依存してしまうことになってしまいますよね。加えて、未経験者も多いのでなおさら。
現在は取り組みも成功しているとのことで請負業務の更なる拡大を目指せると良いですね!

※3:最小の組織単位のこと。会社の組織をできるだけ細かく分割することで、一人ひとりが参加意識を持ち、共感できるようにしているコクーの文化醸成の取り組みの一つ。
※4:情報システムの企画・構築・運用などの業務を一括して請け負う企業のこと。

今後のCP部の目標と戦略は?

ソウマ
今後のCP部の目標と戦略について教えてください!

中西さん
今後は「クラウドインテグレーターとしてのポジショニング確立」「クラウドインテグレーターとして地位拡大」の2軸を目標としています。

ソウマ
「クラウドインテグレーター」というと「クラウド化の計画から導入・運用までを総合的にサポートする企業」のことですよね。
まだまだITインフラが充足していない業界はたくさんあり、どこから手をつけていいのかわからない企業も多いと感じています。私がそのような企業の担当者だったら1つの企業でクラウド化の全てをサポートしてくれるのはありがたい!と思うだろうな〜。

今はその「クラウドインテグレーター」としてのポジションの確立・拡大を目指しているのですね。

中西さん
そうですね。それぞれの目標に対し、簡単に戦略もお伝えしますね。
まず、「クラウドインテグレータとしてのポジショニング確立」ですが、今までに培った各領域・製品知識を最大限活用し、「顧客へのソリューションサービスの提供」+「コクーとしてクラウド認定パートナー取得」の達成からポジショニングを確立をしていこうと考えています。具体的には以下の4点を考えています。

①注力領域の拡大
IT市場の発展動向から、「クラウドサービス」「アプリケーション」「開発」を注力領域とし、エンジニアが扱えるよう教育・付加価値向上を行う。

②請負体制の標準化
未経験者の育成に注力した体制増強を行う。

③メガクラウド認定パートナー取得
Microsoft社のパートナー認定を取得し、対外的な技術力の証明を行う。

④内製化運用アウトソーシングサービスの提供
請負体制の安定化を目的として、中小企業のシステムの扱いに慣れていない企業の情報システム部向けのアウトソースサービスを提供を行う。企業のシステム見直し・コスト削減などの企業戦略を一緒に推進し案件創出の機会を増やす。

ソウマ
なるほど。サービスを提供していく中でコクーの認知が増え、認定パートナーを取得することで信頼性が高まりますね。また、メンバーの育成は重要になりますね。

中西さん
次に「クラウドインテグレーターとして地位拡大」ですが、今まで行なってきた派遣業態・請負などに「各種サービス、パッケージのローンチ」「地方創生」を加えることで、1段上の地位獲得を目指していきます。

ソウマ
「地方創生」はコクーの長期経営計画 VISION2030の重点テーマの一つですね。

中西さん
はい。具体的には次の4点を考えています。

①ソリューションサービスのローンチ
企業向けに請負(システムインテグレーター)としてできることを対外的にアピールし、エンドユーザーから案件受注数の増加を狙う。

②請負体制での地方創生
クラウドの強みを生かし、遠隔からのシステム運用・企画・設計・導入を行い、中小企業だからこそ実現できる価格帯でのシェア拡大を図る。

③運用アウトソーシングサービスの地方拡大
単一クラウドサービスを軸とした認証基盤、ソリューションおよびセキュリティ機能の導入を検討・企画し、統合的なIT環境の整備・運用をクラウドの強みを生かし、遠隔からの支援を実現を図る。

④一段上の認定パートナー取得
Microsoft社のパートナー認定の中でも特定の技術、スキルの証明を行う。

ソウマ
認知のためにアピールを行う点では「クラウドインテグレーターとしてのポジショニング確立」と同じですね。それに加え、クラウドという製品特性を生かす点・コクーだから実現できる提供価格といった点から地位拡大を目指すということですね。

会話

CP部にできた各課のvisionとconceptを教えて!

ソウマ
ここまではCP部全体のお話を伺ってきましたが、CP部の各課について詳細を伺いたいです!それぞれのvision(ビジョン)とconcept(コンセプト)を伺えますか?

中西さん
現在、CP部は「ネクストテクノロジー課」「マルチクラウド課」「デベロップメントアプリ課」の3課に分かれています。それぞれのvisionとconceptは以下になります。

▼ネクストテクノロジー課 (以下NT課)
Vision デジタル変革のToBeを追求・創造するITイノベーター
Concept 既存の技術を駆使し、新たなサービスを創造し、お客様に最適なToBeを提案するエンジニアの提供

進化の目覚ましいクラウド市場にて今後大きく成長する領域を分析し、次の時代を担う技術を一早くキャッチアップすることを目標にしています。

▼マルチクラウド課 (以下MC課)
Vision お客様の最適解を導き出せるマルチクラウドエンジニア
Concept 複数のクラウドサービスから、お客様の環境に最適な組み合わせを導き出し、提案できるエンジニアの提供

クラウド市場の向上に伴いエンジニアの価値と顧客が求める技術・システムを実現できるプロになることを目的としています。

▼デベロップメントアプリ課 (以下DA課)
Vision 最適なシステムを提案し、業務効率化による顧客のビジネス成長を支援する開発エンジニア
Concept 顧客のビジネス課題を解決し、より効率的な業務フローを実現するために最適なアプリケーションを提案する開発エンジニアの提供

「あったらいいね!」の実現、企業の効率化を目的として進化していくアプリケーションを使いこなし、サービスを供給できるエンジニアになることを目的としています。

ソウマ
各課とも目的がはっきり異なりますね!最初に先期まではCP部としてひとくくりの戦略で推進していたとのことでしたが、ここまでvision・conceptが異なると体制変更が必要だったことがわかります。

ソウマ
新しく課を分けたということは、新しくマネジメント職に就いたメンバーもいらっしゃいますよね。そのメンバーの紹介もお願いします!

中西さん
今回の体制変更では”亮”、”つかちゃん”の2名に課長として就任してもらいました。

プロフィール
プロフィール2

<写真左>ニックネーム:亮さん
入社日:2021年9月1日
所属部署:ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス事業部 クラウドプラットフォーム部 マルチクラウド課(MC課)
役割:AWS、Azure、GCPを注力領域としてマルチクラウド全般を取り扱い、エンジニアの育成、サービス開発を中心にマルチクラウド課の推進を担当。

<写真右>ニックネーム:つかちゃん
入社日:2021年2月1日
所属部署:ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス事業部 クラウドプラットフォーム部 デベロップメントアプリ課(DA課)
役割:SaaS・開発言語・アプリケーションを注力領域として、エンジニアの育成、サービス開発を中心にデベロップメントアプリ課の推進を担当。

中西さん
まず、MC課には”亮”に就任してもらいました。
若手が中心となるアメーバ構成において面倒見がよく兄貴分の”亮”が適任だと思っています。メンバー一人ひとりのキャリアパスに向けた圧倒的スピードでの戦略、スキルアップの実現を期待しています!

次に、DA課には”つかちゃん”に就任してもらいました。
女性の比率も上がってきたことにより、女性目線からの見方や仕事の環境づくりの推進をしてもらいたくお願いしました。

二人とも部下からの信頼が厚く安心して任せられます!

ソウマ
信頼が厚いということは何より大事ですね!CP部は20〜30代がメインの構成になっていると伺っております。兄貴分の”亮さん”、女性目線で環境づくりを支える”つかちゃん”、メンバーが頼りやすいお二人ですね。
エンジニアこそチームでの連携が必要なので相談しやすい環境づくりは大切ですね!

エンジニアに必要とされるチーム力とは?

ソウマ
CP部からは少し離れて、エンジニアとして必要とされるチーム力とはなんだと思いますか?

中西さん
助け合い」がエンジニアにとって必要なチーム力だと考えています。
エンジニアの業務は「顧客の要望に合わせ、物作りをチームで行う」ことです。
そのためチームとして動き、成果を上げるために誰かが困っていたら助け合い、乗り越え、作り上げる文化が形成されているのです。
コクーでは請負、SES(※5)とそれぞれ形態が異なってもこの文化のもと、1つの目的にチームで取り組むこと、助け合うことが非常に大事になってくると考えています。

ソウマ
業界未経験の方で「エンジニア」と聞くと、ひとりでPCと向き合う姿を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、全く逆であるということですよね。どの仕事でも一人で簡潔することは少ないですが、エンジニアはチームで業務を行なっており助け合うことが何より大切だとわかりました。

ソウマ
最後にCP部の今後の展望について伺えますでしょうか。

中西さん
CP部の目標として掲げた「クラウドインテグレーターとしてのポジショニング確立」「クラウドインテグレーターとして地位拡大」を完遂し、エンジニア一人ひとりの価値を最大限高めていくことが今後の展望です。
そして、一人ひとりが希望するポジショニングや夢、給与を実現していきたいと考えています。

ソウマ
最終的にはコクーのCP部としてだけではなく、エンジニア一人ひとりの希望も叶えられたらみんな幸せになれますね!

ソウマ
中西さん、本日はありがとうございました!ITインフラといってもさまざまな分野があり、コクーではより細かな単位で部署を構成していることがわかりました。
未経験の方でどんなことに興味があるのかわからないという方でもそれぞれの部や課の特徴を見て選択することができますし、やりたいことが決まっている方も目的の業務にすぐに関わることができそうです!

ITインフラに興味のある方、CP部の分野に興味のある方、そんな皆さんとコクーでお会いできるのを楽しみにしています!

※5:システムエンジニアリングサービス。IT業界における「契約形態」のうちの一つ。
全員

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