インフラ女子図鑑#1「インフラエンジニアって楽しい!」私たちの手で社会基盤を創り出す!” 女性エンジニアのイキイキ社会を実現する組織 ”って?

みなさんこんにちは!
ITインフラ事業本部で人事を担当しているおいちゃんこと及川です!

突然ですが、皆さんは「インフラエンジニア」と聞いてどのようなイメージをするでしょうか?

「男性の割合が多い」
「女性は働きにくそう」
「一人でコツコツ作業をしていて、コミュニケーションをとる機会があまりない」・・・などなど

そんなイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現状、IT業界ないしはエンジニア業界は、まだまだ女性が多いとは言えない業界ですが、IT社会といわれている現代において「女性のエンジニアの働きかた」については、さらに向き合う必要があります。

一般的な声の例として、女性の転職サイト「女の転職type」にて「データで見る女性と仕事」に掲載されている調査結果を見てみましょう。
このサイトでは働く女性が仕事に対してどんな意見を持っているのかを調査を行っており、媒体に登録している会員に対して「エンジニアって どんなイメージ?」とWEB上で調査をした記事があります。

その調査結果の中で、「どんな条件がそろえば、エンジニアに転職してみたいですか?」という質問をしたところ、下記のような結果が得られました。


(出典:女の転職type <https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-14/>
アンケート実施期間/2020年10月2日~10月15日 有効回答数/907名 調査方法/女の転職type会員に対してWEB上で調査)

このアンケート結果から・・・

①未経験からでもエンジニアになれるサポート体制がしっかりと整っている
②実力で評価してもらえる 
③ライフイベントがあっても働き続けられる

上記の3点があることで、エンジニアとしての一歩を踏み出すことを検討してみようと思える方が多いようです。

「インフラ女子」が立ち上がった背景

前述したエンジニアに転職したいと思える3点について、①未経験からでもエンジニアになれるサポート体制がしっかりと整っている②実力で評価してもらえるは、会社の取り組みや組織づくりの過程で体制が整っている会社もあります。そして、コクーでもでは、「2か月で10年分のスキルを取得できる」VeXUS(ベクサス)研修や、②は現場常駐だからこその成果型で、行動指針に基づく評価制度があります。

しかし、③は女性が多いとは言えないIT業界・エンジニア業界ではまだまだ課題がたくさんあるのです。

例えば・・・
「高いスキルを得ながらも、出産・結婚から復職できるの?そのようなライフイベントを迎えたときに周りにどう話せばいいの?」
「のちに管理職を目指したいけどそもそもどうすればなれるのかがわからない…」

コクーも女性エンジニアの割合が多いとは言えませんでしたが、昨年「インフラエンジニアの女性」=「インフラ女子」の採用に力を入れたことで、女性のエンジニア割合が前年の2倍にまで規模を拡大しました。もちろん、それに伴って「女性たち一人ひとりが、インフラエンジニアとしてイキイキ働いていくには?」という組織としての課題が生まれます。

そのような課題・疑問に対して、IT業界にも拘わらず、全社の女性社員割合が全体の7割を占める我が社が考えなくて、誰が考える!!ということで立ち上がったのが「インフラ女子」なのです!!!

「インフラ女子」は、具体的に何をしているの?

コクーの「インフラ女子」は、新卒もいれば、事務職だった方、アパレル、営業職の方など、様々な経歴を持つ方がいます。
また人それぞれ、働きかたやキャリアパスも違うため、「インフラ女子がイキイキと働くためには?」という課題に向き合って改善していくために有志で集まった組織があります。

今回は、その組織が「何をしているのか」「インフラ女子」の課題などご紹介したいと思います!

2021年2月に社内で募集を行い、集まったメンバーで現在に至るまでにこのような活動を行ってきました!

3月 ➡ キックオフ会
名前、前職、コロナ渦でハマっていることを発表していただき、大盛り上がり!!
「インフラ女子テスト」という心理テストで出た結果に基づいてチーム分けを行い、「イキイキ社会とは?」についてざっくばらんに意見出し。

4月 ➡ 対面でのブレスト大会!
コロナ対策のもと、初めて対面で集まって3月に行った「イキイキ社会とは?」についての意見出しをブレインストーミングしてまとめました。
初めて会うメンバーもいたので、「意外と背が大きいんですね…!」など、新たな発見も…!(笑)

5月 ➡ 「インフラ女子」のKPIを決めよう①
4月に行ったブレインストーミングの結果から、今後の活動においてのKPIを決めていきました。
入社して1年未満のメンバーが大半のため、それぞれ情報を集めてもらいながら話し合いを進めました。

8月 ➡ 2期の振り返り、課題整理
コクーは、6月末までが創業2期だったので、区切りとして振り返りを行いました。
「今までの活動で疑問に行ったことは?」など、テーマを設けてディスカッションを行ったことで、様々な意見が出ました!

9月以降 ➡ KPIを形にし、実際にイキイキ社会実現のために直結するような活動へ!
活動をしていく中で、PDCAを回していき、KPIは適宜修正予定。

私も「インフラ女子」のメンバーとして活動の進行を行っていますが、初めての試みで手探りしながら情報を集めたり…しかし、自分のキャリアに向き合うことにもつながり、新たな発見ばかり!!「インフラ女子」のメンバーからは「同性のエンジニア同士で、こんなに深く話せる機会はなかなかないので楽しみにしてます!」という声も(*´ω`*)

「インフラ女子」のメンバーにインタビュー!


▲謎の首脳会談スタイルでパシャリ★

及川
今日はよろしくお願いします!
いつもはリモートでお話ししているので、こうやって対面で話せるの嬉しいです(*^^*)

かおりん
私もです!早くまた対面でミーティングができればいいんですけどね~

及川
そうですよね…対面で会うと絶対盛り上がりすぎてしまうと思いますけど(笑)
早速ですが、かおりんがインフラエンジニアになったきっかけをお聞きしてもいいですか?

ニックネーム:かおりん
入社日:2020年10月1日
所属部署:ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス部 ネットワークソリューション第1課
部活動:ワイン部、eSports部

秋田県出身。
前職は建築関係の事務職として勤務。完全未経験からコクー独自のITインフラ技術研修「VeXUS」を受講して、インフラエンジニアへ転身。現在に至るまでに某通信キャリアの法人向けクラウドサービスネットワーク構築や、某大学のNW機器老朽化に伴う機器更改案件に携わる。

旦那様もインフラエンジニアであり、一次面接で放った「結婚しても何かしらの形で社会に関わっていたい」という言葉が印象的。コクーの社内イベントにも積極的に参加し、他部門とも交流が深い。

Q1.インフラエンジニアになったきっかけは?

かおりん
最初は「手に職をつけたい」という思いと、身近にインフラエンジニアをしていた人がいたということが大きいです。前職が事務員だったので、「事務員は今後なくなる仕事」という風によく聞くことがあったんです。なので、このタイミングで転職をするなら、コロナ禍での転職活動だったので、コロナのようなことも含めて、左右されない仕事がいいなと思っていました。

及川
なるほど…事務職の他にも、今後IT技術の進歩により、減ってしまう仕事は多そうですもんね…ということは、転職活動を始めたころからエンジニア職に興味はあったんですね?

かおりん
そうです!見てましたね!経理とかといっしょに…
ただ完全未経験になるとハードルが高いですし、面接の通過率も高くないと思って、今までの経験が活かせる職種も見ていたんですが、前職と同じ職種に就いて「これまでの延長戦」となると、またその業界の悪い部分も見えてくると思って、ガラッと変えたい!と思いましたね。

で、出会った、という感じです(笑)

及川
出会った(笑) 運命的な響きがいいですね(笑)
先程仰っていた「身近にインフラエンジニアをしていた人」が旦那様だと聞いたんですが、仕事の話とかはするんですか??

かおりん
あんまり業務内容の話はしないです(笑) ただ「エンジニアとしての考え方」の話はしますね!

前職だと「これ私の仕事じゃなくない?」と思っても「いわれたことはやる」という雰囲気だったんですよね…。でもエンジニアになったら、やることをしっかりと遂行していれば、「とりあえず残業しなくてはいけない雰囲気」もないですし、責任分界点(障害が発生した際にその原因がどこにあるのかを明確にするため、インフラ基盤のどこからどこまでを担当するか定めた境界のこと。)を明確にしなくてはいけないので、「なんでもかんでもやってあげればいいわけではない」という考え方があって、「そういうもんなの?」と夫に聞くと「そういうもんだよ~」と言われます(笑)

及川
へえ~~!!! 同じ職種で働いているからこそできる話ですね!かおりん自身もインフラエンジニアになってみて家庭環境などは変わりました?

かおりん
いい方向に変わってる!と思います!

今まではお互いどんな仕事をしているのかわからなかったので…私は事務員として働いているはずなのに残業が多かったり。逆に夫は在宅が多くて「そんなに家で仕事できるもんなの?」と思っていたり…それがインフラエンジニアとして同じ目線になって、「そういうもんなんだな」と思えるようになったので、「帰るの遅すぎ!」とかで喧嘩することもないし、出張や夜勤が入っても「頑張ってね~」と言い合えるようになりました。

及川
わぁーーーー!素敵ですね!!!
働いていく上で家族の理解は大事ですよね。「インフラ女子」はプライベートも含めて、どのように働いていくかに向き合っていく組織なので、ご家族の意見は気になっていたんです。

かおりん
そうですね~、逆に言えばインフラエンジニアの働きかたを知っているからこそ、話し合える時間が増えていますね。アドバイスもくれますし!たまに面倒くさくもあるんですが(笑)

及川
良くも悪くもですね(笑)
でも旦那様の意見は「インフラ女子」だけでなく、きっとコクーとしても参考になる意見ですよね!「インフラ女子」の活動もそのような些細な疑問や課題を吸い上げていけるような活動にしていきたいですね!

Q2.インフラエンジニアへの転職について、周りの声は?

かおりん
やっぱり「エンジニアになる」というと、正直周りからは「大丈夫なの?」と言われましたね。ただ私の場合、夫がインフラエンジニアとして、上手くやっているという身近にいい例がいてくれたので、エンジニア職に対して世間的にはマイナスイメージもあると思いますし、それだったら事務員の方がいいんじゃない?とも言われてましたけど、正直前職より職務分担などもはっきりしていますし、「働きやすいけどな~」って実際は思っています(笑)

及川
確かにマイナスイメージというか、「エンジニアって何をしているかわからない」というイメージがありますよね。誰しもわからないことへの不安はあると思いますし…でも実際に働いてみたら、かおりんの仰る通り、作業を始める前にあらかじめ担当範囲が分けられているのでスケジュールも組みやすいと思います!

私自身、エンジニアだった時の現場では、上長が「休みたいときは口頭で言ってくれれば大丈夫だからね~!」と言ってくれていて、休暇申請も重々しい申請などはないので休暇も取りやすかったです。それに、独りでもくもく作業…というわけではなく、チームで働くので働きかた含めて相談できますしね!私も相談しまくってました(笑)

「インフラ女子」のメンバーは、ほぼ全員が未経験からの転職なので、経験がゼロでも挑戦しやすい職種だったりするんですよね。

かおりん
実は、同じ課の上司が月に一回面談もしてくれているんです。愚痴みたいになってしまうこともあるんですが…(笑)でもその方は「吐き出してもらわなきゃ困る!」と言ってくださるので、ほんっとうに優しいな~と思って!

かおりんが所属するネットワークソリューション第1課の詳細は下記から▼

ネットワークソリューション 第1課

及川
吐き出すのって大事ですよね~!
未経験でエンジニアになったからこその悩みとかも出てくると思いますし…「インフラ女子」も「インフラ女子メンバーが意見をなんでも言える場所」になればいいなあ!

Q3.「インフラ女子」の活動に参加した理由は?


▲久しぶりにお会いできたので話が弾んで、終始笑いが絶えない撮影でした!

及川
実は一次面接の時から「インフラ女子」の話はしていたんですよね!

かおりん
そうなんです!(笑) 頭出しがあったのはきっかけとしてありますね。
ただ、実際にコクーに入社してみて、他事業部のEXCEL女子やデジマ女子の方々が女性活躍推進を引っ張っている感じはあって、ITインフラ事業本部は全社的は女性メンバーが他事業部と比べて少ないのもあり、「事業部としての女性活躍推進がはっきりできていないな」と思っていました。そこで「インフラ女子」が立ち上がったタイミングに、「文化醸成から始める段階から携われるのは楽しそうだな」と思いました。

及川
そういう経緯があったんですね!!
お声がけしてよかった…!!!

かおりん
今までプロジェクトの最初からいるというような経験がなかったので、「このタイミングで入社したからには絶対にやらなきゃだな」と思って参加を決めました!

及川
う、嬉しい…泣
頼もしい限りです!!!!

Q4.実際に「インフラ女子」の活動に参加してみてどうだった?

及川
月に一度ミーティングを開催していますが、「インフラ女子」の活動に参加されてみた感想はいかがですか?

かおりん
思ったより、現場に出ると寂しくて! 女性が多いわけではないので…なんだかんだ「インフラ女子」のメンバーで月1で集まれるのは安心感がありますね~!近況を聞いたり、声を聴くだけでも「みんな頑張ってるんだな、私も頑張ろう!」と思えるので、帰属意識も+αで上がっている気がしますね。

及川
確かにコミュニケーションが図れる良い場にもなってますよね!
「インフラ女子」のイキイキ社会に向けてリアルな声をメンバー同士でどんどん出していきたいと思っています。現在産休に入っている「インフラ女子」メンバーもいますしね!

かおりん
そうですね!そういうメンバーが率先してロールモデルをつくっていってくれているのはすごく頼もしいです!
産休から帰ってきたら「お帰りなさい会」しましょうよ!

及川
絶対やりましょう!!!!産休中の体験談を聞く会とかもいいですね!!!

Q5.「インフラ女子」はどんな人が多い?

かおりん
コクーだから、というのもありますが、明るくて前向きな人が多いと思います!あとは、みんな意見がしっかりとある。話していてすごいな、と思いますし、芯があると思います。流されるような人は少ないかもですね~

及川
確かに!私もそう思います。
皆さんエンジニアとしてどう働くかということに課題意識をもってこの活動に参加してくださってますし、私が皆さんに考えてきてほしいことを共有すると、すごく意欲的に調べてきてくれるんですよね!毎回すごく感動します。

Q6.女性ならではのインフラエンジニアとしての”働きかた”や”活躍の仕方”とは」?

及川
「インフラ女子」と言えど、男女ともにインフラエンジニアという立場であることに差がないのは前提として、女性ならではのインフラエンジニアの働きかたや活躍の仕方はどのようなものだと思いますか?

かおりん
働きかたに関しては、成果主義で男女に評価や業務内容の差が生じにくいという点が魅力の一つだと思っています。それと、ライフイベントもキャリアも、やりたいことを諦めない働きかたが実現できると思いますね!

及川
うんうん、目指すキャリアは人ぞれぞれあるように、インフラエンジニアの働きかたも様々ですもんね~

かおりん
インフラエンジニアは日々勉強の積み重ねであることはもちろんですが、身についたスキルは一生ものになると思いますし、女性は特にどうしても休職が避けられない期間も出てくることもありますが、ブランクがあっても復職しやすいことは大きな魅力だと思っています。女性が家庭も仕事も両立した働きかたをすることで、周囲にも影響を与えられるのは女性エンジニアだからこそかなとも感じています。

例えば、男性の育休取得が促進されたり、在宅が増えたり…!

及川
コクーの男性エンジニアも育休取られている方いますしね!
「周囲にも影響を与えられる働きかた」ってすごく素敵ですね…!色々なところで相乗効果が生まれそうですね!!

>>関連記事:育児休暇を取得した男性エンジニアに聞いた!『父性育成休暇』とは?

Q7.「女性エンジニアの課題」とは?

かおりん
「周囲の理解があるかどうか」は、働きやすさに直結しそうなので課題に感じています。
私自身はインフラエンジニアの身近な存在として夫がいたので、その世界に飛び込みやすかったですが、そんな身近な存在も全くない状態でエンジニアの世界に飛び込むとなると、周りからの心配もあると思うんです。そこは業界全体としても課題かな、と思いますね。

及川
身近な人からの理解ほど得るのって難しいですよね…でも仕事ってそれだけ人生の大きなウエイトを占めるわけだし…

かおりん
でも、その人自身が「この仕事楽しい!今充実してる!」となっていれば、周りも理解しやすいじゃないですか!
それって「インフラ女子」が掲げている「イキイキ社会」の実現と一致しているので、「インフラ女子」の活動にはやる気があります!!!!

及川
そうですね!「働きやすい環境ができるのを待っている」という姿勢ではなく、「働きやすい環境を自分たちでつくっていく」という姿勢でいることで、周りへの理解もされやすそうですね!

今回は”インフラ女子図鑑”と題し、「インフラ女子」の「イキイキ社会への実現」を目指している活動やメンバーにフォーカスを当ててみました!
「インフラ女子」の活動は、入社した女性メンバーが必ずしも参加しなければいけないというわけではありませんが、このような「働きかたの改善」に目を向けた組織が存在していることで、ITインフラ事業部自体のキャリアパスの多様性も今後さらに変化していくことでしょう。

「一人ひとりが会社をつくる。一人ひとりが未来をつくる。」という理念をもとに、一人ひとりが当事者意識をもって今後もさらに活動を活性化させる予定です(‘◇’)ゞ
この記事を読んで、「インフラ女子やインフラエンジニアの仕事内容についてももっと知りたい!」と思ってくださった方は、他の記事もあるので、是非読んでみてくださいね♪

そして、なんと!!!「インフラ女子」の特設ページ、Coming Soon…!!!
今後も「インフラ女子」の活動に乞うご期待!!

以上、ITインフラ事業部の人事、そして「インフラ女子」の及川でした(/・ω・)/

▼”手に職をつけたい”と思っているあなた!「インフラ女子」へご興味があれば、是非ご応募ください!!

 

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