社内イベントの企画・運営、社員の声を集める!社員満足を追求する組織”ESG”とは!?

こんにちは!ライターのアメモトです。

コクーには、『ESG(イーエスジー)』という有志のメンバーで構成された組織があります。
「社員満足を追求する」ことを目的とし、お花見やBBQ、ゲーム大会、スポーツ大会などの社内イベントの企画から運営、また社員の様々な声を集めたりと、その活動は多岐に渡ります。

今回は、その『ESG』の創設者ヒデさんと現在のリーダー、ヤマとシュンタが本社にそろったので話を聞いてみました!

プロフィール

ヒデさん(写真:右) 

ESG 創立メンバーの一人。ESG初代リーダー
所属部署/役職:経営管理部 部長
入社日:2008年6月16日
コクー創業期メンバーの一人。入江(当社代表)の右腕。元々エンジニアだが、社内業務に携わっているうちにみるみるバックオフィスのスキルを身につけ、現在は社内情シス、法務、財務、労務分野を網羅し、「なにかあったらヒデさん」とみんなから頼られる存在。二児のパパで勤務時間が長いのに、家では家事もちゃんとこなす育ボスでもある。
趣味は、テニス、スターバックスのタンブラー収集。地図が大好き。

ヤマ(写真:中央)
ESG 二代目リーダー。現在は、情報収集班リーダー
所属部署/役職:ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス部 基盤ソリューション第3課 プロジェクトリーダー
入社日:2013年4月1日
1期全社年間MVP。新卒入社。新卒研修後の常駐先へは自らプレゼンし、案件獲得したという伝説の男。現在もその常駐先に勤務し、エンジニアとしてのスキルだけでなく、プリセールスで案件獲得し、PI(※1)した社員を自分のチームにアサインしている。ESG、アカデミー(※2)など社内での活動も精力的に行い、社員では言わずと知れたMVP常連。一児のパパ。
趣味は、麻雀、マンガ(イチオシは、アオアシ、マイホームヒーロー)、ラーメンの食べ歩き(二郎好き)

シュンタ(写真:左)
ESG イベント班リーダーの一人。(EXCEL女子事業本部にもう一人リーダーがいます)
所属部署/役職:ITインフラ事業本部 エンジニアリングサービス部 基盤ソリューション第3課
入社日:2019年8月1日
1期4Qの部門MVP。ヤマのPIがきっかけでコクーへ入社。未経験でVeXUS(ベクサス)研修を受け、エンジニアへ転身。受託案件につなげるため、企業間のつながりを持たせる機会を創出し、常駐先でも高い評価を得ている。ESGへの加入も飲みの席で即OKしたというノリと、全社員の前でイベントをさくさく仕切れるメンタルを持ち合わせ、ESGに新たな風を吹き込んだ。愛妻家。
趣味は、ベース、アニメ(イチオシは、炎炎の消防隊)、ラーメンの食べ歩き(二郎好き)

※1 PI(ピーアイ):社員の知人や友人、家族へコクーを紹介し、なんと入社となった場合には、社員にもインセンティブがあるという両者ハッピーになれる制度。
※2 アカデミー:社員の社員による社員のための社内研修。通称「コクーアカデミー」

ESG発足の経緯

-『ESG』の初代リーダーと現在のリーダーのお二人に集まっていただきました!組織発足から今まで『ESG』も組織体制やメンバーなど変化してきましたよね。
その変化について色々お伺いしたいと思いますが、早速・・・『ESG』っていつからあるんですか?

ヒデさん
そうですね・・・もう10年以上前ですね。確か、前身の会社で、当時在籍していた女性社員と「何かイベントをやる機会をつくろう!」というところから始まりましたね。
当時から「社員満足なくして顧客満足は成しえない」という理念は変わっていないので、社員満足・社員同士の横のつながりを持つ機会をTsuki-Ichi以外で必要だと思っていた社員が多かったことが大きかったですね。もちろん、入江さん(当社代表)も強く望んでいましたしね。

ヤマ
僕が入社した頃には、イベントはけっこう決まってましたよね。BBQ、ボーリング大会、ビンゴ大会、花見とか。
最初の方は、どういう活動をされていたんですか?

ヒデさん
今は250名と社員も増えましたが、最初は10人とか20人とかだったので、普通の飲み会も十分イベントでしたね。そのあと、ビアガーデンBBQやボウリング、お花見、スキー旅行、ビリボー(今は閉店しています)、経営方針会議後のビンゴ大会などを企画・運営しましたね。数えたことないけど、多分50回くらいイベントは開催したかなー

シュンタ
50回!!すごいですねー!ちなみに一番最初のイベントってなんですか?

ヒデさん
最初の週末イベントは、お台場でのBBQでしたね。
社員も30名くらいに増えていて、参加者は20名くらいだったかな。担当者数名で一生懸命予約して奇跡的に場所が取れて開催できました。社員も食材やお酒を差し入れしてくれて、大成功だったと思います。
・・・当日、私は午後から現場業務があって、準備して帰ってしまいましたのでお肉の味はわかりませんが(笑)

シュンタ
え?準備したのに食べれなかったんですか?!それはめっちゃ切ないですね・・・

ヒデさん
確か写真があったな・・・

これがその時の写真ですね。

2009年9月イベントらしいイベントの初回。お台場でのBBQ。

ヤマ
おー!懐かしい人がいる(笑)
テーブル一つだとなんか新鮮ですね。去年のBBQでは、100名超えてましたよね。

ヒデさん
テーブルを回る必要がなかったですね(笑) 当日はみなさん楽しんでくれたそうです。
当時のメンバーも業務後、本社に集まって、内容や役割・費用などを決めていたんですが、イベント事が好きな社員が多かったのでやりたいことが多くて意見をまとめるのが大変でした。
また社内SNSで新しい企画を募ったり、日頃のコミュニケーションからアイデアが生まれたりしていましたね。

ヤマ
社内SNSありましたね!懐かしい!
今は、「Best Team(社内報アプリ)」へと変わりましたが、日頃のコミュニケーションは相変わらず多いですよね(笑)
忙しくて見れてない時もありますが・・・

シュンタ
更新頻度が高いんですよね!けっこうやりとりがおもしろくて、時間があるとつい見ちゃいます。

組織改革!イベント班と情報収集班と組織を分割!?

-現在の『ESG』について教えてください。

ヤマ
今は、「イベント班」と「情報収集班」に分かれて活動していて、比較的若手メンバーで構成された男女混合で最高にグルービンなチームです!

現在の体制

●イベント班(7名)
会社の文化醸成のため、社員みんなが楽しめるようなイベントの企画/運営。
多くの人が参加しやすいようにイベント内容に趣向を凝らして定期的な開催を続けている。           

●情報収集班(5名)
社員の意見をボトムアップで経営層に届ける意見箱の管理。
意見箱はどんな意見も投稿できるよう以下の4つに分けています。
①「目安箱」
②「新規制度提案」
③「新規事業提案」
④「社ッ直!」(社長への直訴)
投稿された全ての意見が経営層、社長の目に必ず触れるようになっており、実際に投稿意見から発足した制度、インフルエンザ補助金制度(※1)、AP制度(※2)など、数多くあります。

※1 インフルエンザ予防接種費用助成:社員と同居する配偶者、同居する子が対象1回の接種につき3000円(小学生以下で2回接種した場合は2回とも対象)を補助金として支給。
※2 AP(Add Project)制度:プロジェクトに増員した場合、新メンバーとの交流を目的とし懇親会費用を増員1名につき、3000円を補助。

イベント班はシュンタがリーダーをしているのですが、コロナの影響でイベント内容をオンラインにシフトしたり、柔軟に対応してるよね。

シュンタ
コロナ前は、ビアガーデンやゲーム大会、スポーツ大会と開催していました。(↓ビアガーデン、ゲーム大会、スポーツ大会開催時の写真)

今はコロナの影響で集まれないので、オンラインでのゲームやクイズといった内容を中心に開催しています。
その中でも飽きがこないよう工夫したり、豪華な景品を用意したりすることで白熱したイベントを運営ができるようにしていますね。

ヒデさん
オンラインは今後主流になると思うけど、ママさんも参加しやすいって好評みたいだね。
前回はクイズゲームだったけど、今回はコンビニグルメだっけ?

シュンタ
「教えて!おすすめのコンビニ飯!」というトークテーマのオンライン飲み会です(笑)
そのあとのトークテーマはルーレットで決めます。

ヒデさん
おもしろそうだね。毎回新しい試みをしていて、アイディアもそうだけど、テストとかもろもろ準備お疲れ様です(笑)
そう考えると班を分けて、イベント企画や運営に専念できるようになったのは本当によかったよね。

ヤマ
そうですね。班を分けた目的は、情報収集班(意見収集)→イベント班(実行)→広報班(周知)のサイクルを作成することで、ESGをより闊達にすることだったんですが、イベントのみの活動だった時は、参加者も顔ぶれが同じになりつつあったり、活動報告の場がなく社内広報が行き届いていない中、社員がどんどん増えていくのでESGの活動自体も人によって理解がバラバラに感じていました。

当時多かった意見としては、「”社員満足”はイベントだけでは賄えない」「既存イベントは魅力がない」といった趣旨のものでした・・・

では、「どのようなイベントならば、満足してもらえるのか?」「イベント以外にも何か社員満足につながるものはないか?」など、まずは意見収集をすることが必要だと思い、情報収集班を設立し、ESGの活動やなぜ社内イベントを実施しているのかといった理解を得るためには、社内広報が重要だと考えて広報班を設立しました。

 

 

 

現在は、本社に広報グループがあり、広報グループの1人がESGも兼任しているので連携ができていますし、結果としていいサイクルが出来たように思います。

シュンタ
今はイベント後はアンケートと、リアルの時は撮影した写真を社内報アプリのアルバムにあげているので、参加できなかった人や新しく入社した人もイベントの雰囲気を見れるようになっています。

ヒデさん
そのサイクルをつくったのは、本当にヤマという存在が大きいよね。
社員も今では250名超え。社員満足を追求し続けていく中で、ESGのそういった変化があったから、前期のES(従業員満足度)評価で、『3.69(5.00満点)』と高くはないけど、企業平均値の3.40より高い数字を出せていると思う。

いや~、本当にヤマがESGに入ってくれてよかった!あ、ヤマは新卒入社だから、『ESG』の加入は強制だったか(笑)

ヤマ
そうです(笑)
何かしらのイベントを新卒と『ESG』に加入している先輩社員で企画運営して、おもてなしの精神や段取りなどを学ぶ機会や先輩社員と交流するという目的でしたが、強制加入や少しマンネリになりつつあるイベントの運営になってしまっている感じで、どうしてもやらされている感が出てしまってたんですよね。

「どうせやるならもっと楽しみながらやりたい!活動意義も感じたい!」と思い、権限がフルに活用できるようリーダーに立候補しました。

シュンタ
ヤマのそういう思いも知っていたし、僕自身もどうせやるなら楽しみたいと思っていたので、今期から強制加入をやめて社内イベントをより盛り上げたい!というお祭り大好きなメンツが有志で集まる形にしたので、毎月行われるイベントをどうしたら参加者全員に楽しんでもらえるか、どうしたらより参加したい!と思ってもらえるようになイベントになるかを熱く議論し、当日は自分達も運営しながら楽しんでしまうようなチームになりました(笑)

社長に直訴!『社ッ直!!』とは?

ヒデさん
二人とも熱くていいね~!ヤマは、当時物静かな感じだったけど、今は全然違うよね(笑)
内に熱いものを持っているのはわかってたけど、イベントにはあまり興味はなさそうだったね。

ヤマ
イベントというよりは、現場の意見を社長をはじめ、経営陣に伝えて、よりいい会社にしたいという気持ちの方が強かったですね。

ヒデさん
ヤマが「ご意見箱」を提案してきたときは、正直驚いた。紆余曲折ありましたが、現在は浸透し、どのような投稿がされるのか皆さん毎月楽しみにしているみたいです。
あと「社ッ直!!」もね。インパクトでかかったよ(笑)

ヤマ
目安箱や意見箱だとフローをいくつか踏むので、意見によっては、スピード感や社長に直接伝えたいというものあると思い、「社ッ直!!」を提案しました。

シュンタ
社長に直接言えるっていうのは、すごいよね。効果はどうなの?

ヤマ
それが・・・件数は想定以上に少なかったので、正直効果は薄いと思っています。前身の会社から独立してから一体感がでてきた分、意見をあげる雰囲気ではなくなってきたのかな。

ヒデさん
入江さん(当社代表)、LINE WORKS(LINEのビジネス版)で個別に連絡くるって言ってたよ。

ヤマ
あー、確かに。僕もLINE WORKSで連絡しちゃいますね。

シュンタ
でも新しく入った人はいくらビジネス版でも直接個別に連絡するより、こういう「社ッ直!!」とかの方が連絡できると思います。

新たな挑戦!ESGのフランチャイズ化?!

-今現在、苦労していることや今後の野望を教えてください!

ヤマ
苦労していることは活動に正解がないことです。
良かれと思って実施したことでも、社員には不評だったり・・・都度検討・修正を重ねてきましたが、今の形式がゴールでもないと感じています。
そうした中でも ねぎらいの言葉をいただけたときや投稿いただいた意見が社内で実現した時は大きなやりがいを感じます。

ヒデさん
正解がないのは、そうだよね。社員数も多くなり、ニーズも多様化しているのも事実なので、社員の数だけ、社員満足の形もあると思うので本質を見極めて活動していくことは大変だと思う。けど、ヤマとシュンタくんの考えや話を聞いていると、ESGという組織の成長をすごく感じた。

シュンタくんはリーダー一年目ですが、どうですか?

シュンタ
社内イベントではありますが、プライベートな時間を割いて参加してくれているのに不満が出てしまうと、次にどう活かそうかとメンバーと話し合いますね。でも仮にイベントの満足度が100%になったとしても、次は120%と更に上を求めたくなるのできっと成功だったな!と自分で感じることはないと思います。

また今期は新たに「フランチャイズ化」にも挑戦しています。

ヒデさん
あー!それね。それもびっくりした(笑)
意見をもらうことはあっても、運営はESGという固定概念がどうしてもあったんだろうなー

シュンタ
もちろんイベント運営でESGメンバーのサポートが必要であればサポートしますが、「フランチャイズ化」によって、一番期待しているのはESGイベント班のメンバーからでは想像もつかないような奇策が現れることです。
どうしても同じメンバーでイベントの案を考えていると守りに入ってしまって、ありきたりなイベントに流れてしまっているのでは・・・という考えがあったので、こんなイベントをやってみたいんだ!という情熱を持ってイベント企画を持ち込んでくれる方が沢山出てきたらいいなと考えています。またそんなイベントに感化されて自分の方が面白いイベントやってやるぜ!という人が連鎖的に現れると最高の形だなと思います。

ヤマ
一番は自主的にイベントや提案が闊達に湧き上がるような雰囲気を醸成する事です。
これは極論ですが、ESGという組織で運営せずとも社員同士が勝手に交流を深めていける組織になることがベストだと思っています。

そのためには、社員自らがやりたいことを実現できる環境づくり、そしてやりたいことを実現した実績づくりを通じて”やりたい人”が手をあげやすく、”やりたいこと”を実現できるだけの会社の後押しが必要と感じ、フランチャイズ化を思いつきました。
現在は全社を対象とした形式にしていますが、いずれは大小問わず様々なイベントが社員発信の元、絶えず行われていってほしいと思います!

ヒデさん
ESGの形は変わっていっても、活動自体は10年以上続いているので、「ESGイベント」という言葉自体はすでに浸透しているので、フランチャイズ化でよりコミュニケーションの活性化につながっていってほしいですね。

ESGへのお誘い(笑)

-ESGに向いている人を教えてください。

ヤマ
コクーに向いている人ではなく(笑)!?

そうですね・・・会社の現状に満足していない人ですね(笑)
ESGは今までも社員発案の様々な催しや活動を実現してきましたが、社員満足を実現する方法は一つではなく、社員の数だけ社員満足があります。
ぜひ、ESGに参画いただき、あなたの思う社員満足の形の実現に向けてご意見をいただきたいと思います。

ヒデさん
250名の社員の横のつながりを作るESGですが、活動を通じて部署の垣根を超えた社員を知ることができるチャンスなので、是非積極的に参加してほしいですね。また今までのやり方をマネすることなく、新しいESGの形を作っていってほしいです。
そして、年間MVPの常連、ヤマはもう飽きたので(笑) ヤマを超える存在になって、ヤマをESGから引退させてあげて下さい!

シュンタ
とにかく人と関わることが好きな人、自分で何かを企てて人が楽しんでいるのを見るのが好きな人でしょうか。例えるなら学生時代の文化祭に近いイメージだと思います。そういったお祭りごとが好きな方は是非一緒にはしゃぎましょう。

 

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