コクーのダイバーシティとは?今期、女性活躍推進委員会発足!・・・その先は?

こんにちは!ライターのアメモトです。
コクーでは、SDGsの取り組みとして、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)実現に向け、まずは人口の半分を占める女性からスタートしています。日本最大規模の女性アワード『Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021』では、採用比率や管理職比率だけでなく、男性の育休取得率などが評価され、初めてのエントリーでしたが、企業部門(300名以上1,000名未満の部)第3位を受賞しました!!

日本最大規模の女性アワード「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021」企業部門(300名以上1,000名未満の部)第3位を受賞

今までコクーでは、各委員会(※)において、社員の働く環境や人財育成などについて各種取り組みを行っております。ただその委員会がほぼ男性で構成されていたため、「本当に女性社員のニーズに応えられているのか?」ということで、今期(期初7月)より女性社員のみで構成された『女性活躍推進委員会』を発足しました。コクーの女性たちがより活躍していくために女性の「正確なニーズをキャッチ」し、環境整備や意識改革を行っていきます!

今回は、代表の入江と『女性活躍推進委員会』の委員長である石田に、「コクーが目指すダイバーシティとは?」「女性活躍推進委員会ってなにやってるの?」といったことを聞いていきたいと思います。

※各委員会:「働きかた改革委員会」「人事評価委員会」「人財育成委員会」「安全衛生委員会」「情報セキュリティ推進委員会」に、今期より「女性活躍推進委員会」が発足し、6つの委員会がある。

プロフィール

入江
役職:代表取締役社長
部活動:ゴルフ部、食べ歩き部、ワイン部、ペット部

石田
所属部署:ITインフラ事業本部/デジタルマーケティング事業 人事グループ
役職:グループリーダー
経歴:大手アパレルメーカーにて販売、接客、副店長を経て、健康機械メーカーの営業職にジョブチェンジしたが、手に職をつけて働きたいという想いから最後の転職にしようと思い、コクーへ。選考当時は代表の入江が面接官で、EXCEL女子に応募して面接を受けていたところ、入江からまさかの人事へスカウト。悩んだ末、ITインフラ事業本部の人事として入社。その後、2018年デジタルマーケティング事業部立ち上げに伴い、両部門の人事を兼務し、現在は女性活躍推進委員会の委員長も務めるなど、多岐にわたり活躍中。
部活動:ワイン部
社内活動:ESG/コクーつなぎ隊

コクーのSDGsとは

入江
一言でいうと、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容)。様々な属性の人たちが様々なライフステージにおいて、イキイキ働くことができる会社を創っていくことが、コクーの理念実現ならびに日本の元気につながると信じています。コクーではその第一ステップとして、女性活躍推進に取り組んでいます。

「●●女子」のサービス、また女性活躍推進をしていこうと決めた経緯を教えてください。

入江
きっかけは、お客さまの”あったらいいね”だったね。「ITエンジニアまでのスキルはいらないけど、一般事務よりもう少しスキルある人いない?」というお客さまの声から生まれたのが「EXCEL女子」。その後もお客さまのニーズや社員の”あったらいいね”を実現して、それぞれのサービスが自然と生まれていった。業務の効率化は以前よりお客さまの課題でもあり、一方でITスキルを身につけたいと考えている女性も多くいたので、双方のニーズにも合致したんだと思う。

 石田
「EXCEL女子」にはじまり、「VBA女子」「BI女子」「デジマ女子(R)」「RPA女子(R)」「インフラ女子(R)」と現在は、6つのそれぞれの強みをもった女子のサービスがありますよね。

女性が活躍していく中で、女性の内勤というと人事や営業など職種が一般的だと別ですが、事務って一括りにされることが多いんですよね。こういったブランディングに惹かれて応募してくれる人も多いですし、女性がデジタルテクノロジーを身につけ、ライフイベントを通して、キャリアパスを自分の環境や希望に合わせて選択できるようになってほしいです。たまに●●女子っていう表現が気になるというご意見もいただきますが、ダイバーシティのステップ1として女性活躍推進をしているので、そこでノウハウができていけば、シニアや外国籍、病気との治療の両立など広げていけると考えています。

事業も拡大し、女性社員の採用人数が急増しており、もうすぐ男女比率では女性が8割となりそうですね。入江さんが思う現状の課題ってありますか?

入江
残念ながら、まだまだ沢山あるよね。まずは役員がおじさんのみということかな(笑)女性比率が74%の会社で女性役員ゼロはダメでしょ?!

石田
確かに・・・といっても役員の方たち、30代~40代前半ですよね。まぁおじさんですね(笑)

入江
そうなんだよね。管理職割合は女性比率も毎年上がってきていて、現在39%まで上がったけど、この3年間の成長目標を踏まえると女性役員の比率を50%以上にしたいと考えている。また今後も女性がたくさん増えていくので、皆が目指したくなるような魅力ある管理職のロールモデルを輩出していくということも重要な課題だね。

役員育成プログラム『Project-C』

魅力ある管理職のロールモデルを輩出という重要な課題に対して、どのように取り組まれていますか?


入江
今期から管理職研修を外部委託で体系化したものを導入したけど、それとは別にコクー独自の役員育成プログラム「Project-C」をスタートしています。今期は、男性8名、女性7名の合計15名が候補生(プログラム参加者)として、下記プログラムを実施しています。

 ~プログラム内容~ 

✓ 代表との月1で1on1
✓ 役員向けに3ヵ月ごとに進捗プレゼン
✓ 社内管理職・役員との定期的な交流
✓ 必要スキル習得のための外部研修
✓ 外部交流同行(他社社長・役員との懇親など)

石田
1on1をはじめ、人によってプログラムの実施方法は異なりますよね。私とかは普段から本社にいるので、必要な時に入江さんをつかまえて時間もらっています。1on1としてスケジュールを決めて実施していないですよね(笑)

入江
そうだね(笑) 1on1の頻度も月1という目安は提示したけど、必要に応じて声をかけてもらっているのが現状かな。

1on1では、どのようなことをされているんですか?

入江
いろんなケースがあるけど、理想に対して何が足りないのかを把握した上で、足りない部分に即したテーマの参考図書を進めて、お互い読んできて、レポートにまとめてディスカッションしている人もいれば、本人の主体性に任せてプロジェクトを進めている中で、ひたすら壁打ちをしたりとか、人によって内容は変えてるね。

候補生には、いつでも話す時間をつくるよとしているので、例えば組織的な課題に対して取り組みをしている場合には、直接所属長に提案する前に相談場所として活用してもらったり、アドバイスもしたりしているしね。

石田
あと今日(※)はじめての進捗プレゼンなんですよね!

※取材日:2021年12月15日

入江
そうそう、役員に向けて進捗プレゼンをしてもらうのは今日が初めてだね。役員からの指摘や質問で気づきや学びを得てほしいというのはもちろん、候補生同士の横のつながりをつくることも目的としているからね。

また、交流のある他社の経営者の方々とすでに話を進めていて、いずれ他社の役員や幹部候補の方々と会議というよりラフなコミュニケーションをしたいから、飲み会や交流会という形で開催した方がおもしろいかなと思っている。プログラム内容は、進めていく中で候補者からの”あったらいいね”もでてくると思うので、積極的に取り入れていく予定だね。

候補生としての感想は?

石田
いろんな人と話せるのはすごく大きいですね。他部署の現場レベルの話を深く聞く機会というのが意外とあまりなかったので、女性活躍推進を進めていく中で、今は課題を洗い出しという段階ですが、自分を高められているという実感があります。あとはみんなの話も聞けて、すごく楽しいです。

入江
候補生は楽しんで取り組んでくれている人が多いと思うし、今後の取り組みとして、●●女子もそうだけど、女性が多い会社なので、フェムテック(※)領域のビジネス展開については強みが活かせる分野だよね。

ただコクーでは、会社がこれをやろうというよりも、一人ひとりが圧倒的な当事者意識を持って、”あったらいいね”を実現していく会社なので、それぞれが社会や市場や顧客に対して課題と感じていることを解決できるような新しいサービスを皆と共に生んでいきたいと考えています。

※フェムテック(FemTech):Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのことを指す。

コクーの女性社員に期待していること

将来的にコクーの女性たちにどのように活躍していってほしいですか?中長期的なビジョンをお教えください。

入江
女性が増えていく中で、私が感じたことは、「女性はライフステージによって働きかたへの考えが変わるということ。

今後、多様性を受容する社会になっていく中で、様々な属性、様々なライフイベントがある人たちが、それぞれの働きかたを選択できるということと、どんなライフステージでも自信をもって働けるようにデジタルの力を身に付けること。この二つを実現できる社会になったら皆がイキイキと働けるのではないかと考えている。

石田
子育てや介護など、働きかたを変えざるを得ない時期もある中で、それぞれの家庭や環境などによって、本当にみんな全然違いますよね。

でも入江さんが仰る通り、スキルがあると働きかたや働く環境を選べる選択肢が増えるというのはメンバーを見ていてもそう思います。また常駐型ビジネスなので、勤務時間や勤務場所などけっこう縛りがあるのでは・・・?と面接でも聞かれますが、常駐先の数ほど働きかたがあるとお伝えしてます。常駐先も増えていますし、経験やタイミングにはよりますが、希望には基本的にお応えできているかなと。

この3年で社員数も約2倍になる想定ですよね。

入江
そう、今よりも早いペースで女性社員が増えていくので、将来的にマネジメントに携わっていきたいという人のキャリアパスは更に広がるよね。また、Excel→BI→デジマ→RPAなど、掛け算スキルとしてテクノロジーを追求して成長していきたい方のキャリアパスも豊富にあるし、今のサービスからさらに広げていけるようにしていきたい。

全てのステージの人たちがハッピーに働ける機会と環境づくりに力をいれていくので、楽しみにしていてください!

☆☆☆コクーの掲げるビジョンやKPI(目標) ☆☆☆
ビジョン:女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る
KPI:2024年6月までに「女性活躍推進企業No1」

 

人財ビジネスならではの「課題」と「取り組み」

入江
一般的に派遣業界においては、お客さま先に常駐するため帰属意識が希薄な業界といわれていて、それは第二創業、ITインフラ事業の立ち上げのきっかけにもなった。なので、コクーでは同じアメーバや部署の人たちだけでなく、他部署の人たちともコミュニケーションがとれるフラットな文化というのをすごく大切にしている。

元アパレル、販売職、営業、教師といった職種だけでなく、航空業界、ウェディング業界、商社など、様々なバックグラウンドを持っている人たちが、それぞれが別々の企業で働いている。そういった人たちが集まって体温あるコミュニケーションをとるからこそ得られる成長を実感しながら、一人ひとりがイキイキと働いていってもらいたいと思っています!

石田
そうそう、12月のデジタルマーケティング事業のTsuki-Ichiは、全社でいうと約2年ぶりの対面での開催でした!!いや~~~~、めっちゃ楽しかった!みんな今は、デジマ女子(R)だけど、入江さんが仰る通り、バックグラウンドは違うけど、全然そんなの関係ないんだなーって知ってましたけど、より思いました(笑)

私の声ってけっこう通る方なはずなんですが、マイクでいくら話してても、みんながそれぞれ話しちゃったりして届かなかった場面もあったり(笑) オンラインでもなるべく双方向のコミュニケーションを意識していましたが、リアルは全然違いましたね~。あと初めて対面する人も多かったので、いや~~~、めっちゃ楽しかった(2回目)

入江
めっちゃ盛り上がったよね~!当日は各アメーバの方針の発表もあったんだよね。

石田
そうです!各アメーバで体制が構築できてきているので、コンセプトや活動内容を発表する機会でもありました。入社したての人が発表したりとか、第2期 キングオブアメーバ(※)のインセンティブを使って、ゲーム大会をして還元もできたので、本当によかったです!!

※キングオブアメーバ:年間を通して、成果が特に高い1つのアメーバに贈られる賞

入江
画面越しでみんなが集まるのと、やっぱり対面だと全然温度が違ったね。まだまだコロナ禍ではあるけど、「体温のあるコミュニケーション」は大事にしていきたいって改めて思った。

様々なバックグラウンドの人たちが集まるコクーということですが、今後さらに色んな人がコクーにジョインしてくれると思います。
その中で、入江さんが考える、ダイバーシティの理想像を教えてください。

入江
目的地は一緒だけど、そこまでの行き方は個々の自由!ってこと。
会社経営として考えても、どこに行くかわからない人たちにはマネジメント(管理)が必要だけど、ガチガチにマネジメントされたらいやだよね?逆に目的地(理念)に皆が絶対に行きたいと思っていること(共感)を信じれたら、行き方は受容できるよね?!

つまり”任せる”状態になれるということ。基本的価値観が一緒の人たちだからこそ、それぞれの違いを認め、尊重し合って、シナジーを生む。これがイノベーションの源泉だし、ダイバーシティの本質だと考えています。

女性活躍推進委員会への期待

女性活躍推進委員会に期待していることをお教えください。

入江
女性活躍推進委員会は、全員女性で構成されており、経営陣(おじさんたち)は議論には一切入れません(笑)。そして当委員会には全ての権限を移譲しています。2024年6月の「女性活躍推進企業No1の実現」に向けて、現状の課題を洗い出し、様々なライフステージにいる女性社員の視点や意見を取り入れながら、皆さんがイキイキ働いていくための環境をつくっていくために、皆さんで取り組んでいってもらいたいですね。

委員長、どう?

石田
委員会のメンバーは、20代~40代の女性で、未婚、既婚、子育てしている人など様々です。毎月1回開催していて、キックオフでは、委員会メンバーが現在課題に思っていること、将来こうしていきたいなどをブレストしました。

入江
全て委員長に任せているから、キックオフは顔を出したら、女性限定だから追い出された・・・ご飯は一緒に行かせてもらったけど(笑) 今後はどう進めていくの?

石田
現在は、社内の正確なニーズをキャッチすべく、アンケートを作成しており、先日の委員会では、女性社員に匿名でアンケートを実施する項目についてお互い意見を持ち寄った上で議論しました。今後はアンケートを集計後、課題ごとに優先度を決めて、下期以降どう活動していくかを決めていきます。

入江さんご自身も2児の父ですが、女性が働く上で男性の役割はどうお考えですか。

入江
本質的な女性の活躍推進をしていくにあたっては、家族の理解や協力はとてつもなく重要だよね。男性の育児や家事分担、女性の仕事参加への理解が必須となります。私自身はもう育休予定は無いのですが…当社では、男性社員の育休取得促進も行っており実績も出てきています。

育児休暇を取得した男性エンジニアに聞いた!『父性育成休暇』とは?

Forbes JAPAN WOMEN AWARDの受賞理由の一つとして、「男性育休の取得率」も挙がっていましたね。

入江
もちろんまだまだこれからですが、リモートワークが定着してくるこれからの時代においては、男性の家事・育児の分担は進んでいくと思いますし、家族の新たな関係性構築にもつながるのではないかと感じています。ただそのためには男性の意識改革がまだまだ必要ですので、引き続き会社としては啓蒙・促進してまいります。かくいう私も遅ればせながら、リモートワークの日や休日は掃除、ごみ捨て、皿洗いを率先して行うようになりました(笑)

石田
入江さん、お子さんおいくつでしたっけ?お休みの日とかって何してるんですか?

入江
上が中3(♂)、下が小5(♀)で、正直もう大きいから・・・あまり遊んでくれないんだよね(笑) でもキャンプは今も一緒に行くね。二人とも3歳ぐらいでキャンプデビューしてるけど、今では焚火見ながら、上の子とは男同士の話をしたりするよね。下の子には、勝手にTickTokとかたまに撮られてて、めっちゃ恥ずかしいからアップしないようにお願いしてる(笑)

石田
え!めっちゃ見たいです(笑) でもいい関係性が築けている感じでいいですね~!これから育児をする方にアドバイスとかありますか?

入江
時代が変わってきているし、このコロナ禍になってリモートワークをするようになって、家庭の時間が見えるようになった。コロナ前は朝早くでて夜も帰るのが遅かったりと、どうしても任せきりの部分が多くなってしまっていたけど、今では朝掃除は担当するようになった。俺は正直遅かった、申し訳なかったなーと後悔しているので、今からの人には早めにそういうことに気づいてやっていってほしいと思った。

最後に、これからコクーへ入社される方へメッセージをお願いします!

入江
一度きりの人生。そしてその時間の多くを占める仕事なので、働くことでハッピーになるという循環はとても重要なことだと思っています。だからこそ、その仕事を、どんな人たちと、どんな想いで働くかというのは、ハッピーな仕事ハッピーな人生にしていくためにとても大切だと考えています。特に女性はライフステージにおいて働きかたに不安がある人も多いかと思いますが、コクーでは手に職をもった様々なライフステージにいる女性がイキイキ働いていますので、ぜひその仲間となって、一度きりの人生を、一緒に楽しく成長していきましょう(^^)/

石田
変えていけるかは委員会をはじめ、コクーのメンバー次第だと考えています。変えていける一員として、主体性を持って行動できる人!!心からお待ちしています!!

【編集後記】よいお年を!!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今年も残すところ、あと4日となりました。初めてコクーブログを読む方もいろんな記事をご覧いただいている方も一年間ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、皆様、良いお年をお迎えください。

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